ハロウィン魔女っ娘ブローチ【パープル】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。こちらは、直径38mmのくるみボタンをウォッシャブルフェルトで包んで仕立てたブローチです。全て手縫いで丁寧にお仕立てしました。【サイズ・重量】大きさ：縦約50mm(とんがり帽子の先から顎先を含む) 横約55mm(とんがり帽子のつば、髪の毛を含む)厚み：約32mm(星のビーズからブローチピンを含む)重さ：約4g【素材】ウォッシャブルフェルト(ポリエステル100％)、くるみボタン(スチール)、ブローチピン(スチール)、厚紙、ビーズ(ポリスチレン)夏も終わりがけの時期になると目にし始めるオレンジにパープル、ブラックの3色を使用したハロウィンな作品を作りたいなと思い、製作しました。ブドウのような深い紫色やそれぞれ色味の異なるオレンジ色のフェルトを組み合わせて、ビビットで可愛い、だけどちょっぴり毒々しいテイストの魔女っ娘ちゃんブローチが出来上がりました。私の仕立てるくるみボタンとフェルトのブローチは、アニメのキャラクターのようにカラフルな色遣いをした方が映えて可愛く仕上がるので、髪の毛や瞳の色などアニメチックに配色することを心がけけています。手書きでデザインを起こしてから型紙を作り、試作品を作り微調整を重ねながら、納得がいく仕上がりになるまで改良しました。デザインは海外のレトロな女性のヘアスタイルなどを参考にしました。よく販売されている魔女の仮装コスチュームのモデルさんは大半が海外の方のイメージがあるので、そこから着想を得てお顔をデザインしました。リップメイクばっちりのぽってりとした口元を表現するため、刺繍ではなくフェルトを切り出して縫い付けました。また、帽子に星のビーズを縫い付けたり、今まで仕立てたブローチにはないアプローチを取り入れています。フェルトの縫い合わせにはたくさんこだわりがあります。その①縫い目は小さく均等になるようにすること。縫い付けるパーツが小さいため自然と縫い目も小さくなっていったのですが、特に淡い色のフェルトを縫うと縫い目がよく分かり作品の出来栄えを左右するので、小さく均等な縫い目になるように心がけています。その②一針一針しっかり糸を引くことです。糸をしっかり引きながら針を進めていかないと、くるみボタンを包み生地が外に引っ張られた際、縫い目が伸びてしまったような印象になってしまい美しく仕上がりません。生地の厚みも考慮しつつ、でも糸が切れないくらいの力加減で縫い進めていきます。その③パーツは全て縫い付けること。接着剤で張り付けるだけの仕立てにはしないこと。接着剤で張り付けた方が簡単に仕立てられますがそれだと使用しているうちに剥がれてしまう恐れがあり、永く愛用して頂くには不十分だと考えています。加えて接着剤のはみ出しは見栄えも悪くなってしまうため、補強での使用にとどめています。その他にも、永くご愛用頂けるように、こだわっている部分があります。ポイント①生地の糊付け。フェルトは裁ちっぱなしでもほつれない生地ですが、毛羽立ったり千切れたりするため、糊を効かせて固めています。効かせる糊は色々なものを試して現在は水糊に落ち着いています。加工が手軽で、無色なので淡い色の生地に使用しても色合いを損ねません。また、乾くと硬くなるので型紙を写す時に線が描きやすくなる利点もあります。そして、表側の生地の風合いは損なわれず加工ができます。ただ、水溶性なので雨や水濡れを避けなければならず、お洗濯もできませんのでご注意下さい。(もし、他に良い加工方法や良いアイテムをご存じの方は、是非ご教授頂けますと幸いです…！)ポイント②端の処理。糊を効かせるのに加え、くるみボタンの円周からはみ出ている部分には、透明マニキュアを染み込ませて強度を上げています。透明マニキュアは2種類の粘度のものを使い分けながら、よく生地に染み込ませて乾かし、処理をしています。(こちらも、他に良い加工方法や良いアイテムをご存じの方は、是非ご教授頂けますと幸いです…！)とんがり帽子の裏側もフェルトをあてて丁寧にお仕立てしました。仮装中の装いにプラスしたり、お菓子に添えてプレゼントしたり、お部屋のハロウィンディスプレイに加えたり、あなたのハロウィンライフのお供に是非ご用命下さいませ。