管理番号 | 新品 :10069699 | 発売日 | 2024/08/09 | 定価 | 15,000円 | 型番 | 10069699 | ||
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『長谷部義重』作と伝わる生ぶ無銘の短刀です。
義重は長谷部松之助と称し文政8年に武州川越に生まれ、
江戸に出て細川正義の門に入り城慶子正明にも鍛刀を学び
川越藩に抱えられたのち上野国高崎に来住して高崎藩工となり
後年には豫州大洲でも作刀した幕末の名工です。
安政6年8月に35歳という若さで没したため作刀は少数ながら、
師風を継いで備前伝・相州伝ともに優れた技量を発揮しています。
本作は愛刀家様より生ぶ出しの出来見事な平造短刀です。
小ぶりで鋭く尖った懐剣風の姿に優美な気品を纏い、
板目に杢や柾目を交えて美しく肌立つ地鉄に地景入り
刃文は直刃調に浅く湾れて二重刃・喰い違い刃がかかり
匂口締まって小沸つき刃中に長い金筋・砂流し頻りに働くなど、
古刀に見紛うほどの奥深い景色を示した小さき名品です。
掟通りの茎の形状や鑢目、地刃の出来から所伝は首肯でき、
さらに鑑定審査による出世にも期待できる真面目な逸品です。
白鞘と木ハバキが誂えられ、大切に伝えられたことが窺えます。
現存稀な川越藩・高崎藩御抱え工『長谷部義重』と伝わる
古雅で刃中の働き豊富な名品を末永くお手元でお楽しみ下さい。
■詳細■
◇◆ 寸法 ◆◇
刃長:16.7cm 元幅:2.00cm 先幅:1.42cm
元重:0.63cm 先重:0.44cm 反り:なし 目釘孔:1個
(素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます)
◇◆ 状態 ◆◇
・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・刀身のヒケや鍛え等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。