管理番号 | 新品 :86825431 | 発売日 | 2023/11/29 | 定価 | 14,100円 | 型番 | 86825431 | ||
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TDKメタルポジションカセットテープの最高峰
MA-R90 Ⅱ型セカンドモデル【1981年】90分テープです。
※シュリンク包装自体は程度良好で美品コレクション向きです。
数あるTDKメタルポジションカセットテープの中でも最高峰モデルがMA-Rです。元々の原型はTDK技術部内で『神様テープ』と呼ばれたTDKのアルミ削り出しハーフの検査用デモテープ(価格は当時で1本数百万円!!)この神様テープを市販用に開発されたのがMA-R。メタルポジションですが、カセット開発当時はまだメタルポジションテープがまだ存在してなく、SAテープ(ハイポジション)で開発が行われておりました。採用された金属ハーフは従来の樹脂製ハーフに比べ摩耗に強く高耐久性で経年変化も小さく高性能を長期間維持出来る最高峰のカセットテープです。よくMA-Rは『アルミダイキャスト』と書かれたりしてますが、実際には『亜鉛ダイキャスト』です。この亜鉛ダイキャストはアクリルに亜鉛ダイキャストを挟み込む独特の構造でデザイン部から見た目の美しさと精密さが要求され、ある1人の凄腕の熟練工員の神技みたいな技術で作られており、ダイキャストメーカーが『大量生産はキツイから亜鉛ダイキャストは止めてくれ!』と泣きを入れたぐらいの部品です。亜鉛ダイキャストとアクリルの組み合わせも苦労の連続で数々の素材を試行錯誤を繰り返し開発したとの事です。又、特殊な構造と生産効率を考慮して『サウスポー(左利き)だけの女子工員チーム』を編成して『ハンドメイド』で組み立てられたという伝説のカセットテープでもあります。そんな最高峰のカセットテープの爪を折るのは忍びないと、ほとんどの通常のカセットテープが採用してた爪方式をプラグ方式にして分数ごとに色の違うプラグを採用(90分緑60分オレンジ45分青)。又、初代MA-Rは国産初のメタルポジションテープを売りにする為に従来、TDKの新発売日は21日が慣例だったものの、当時ライバル会社SONYも国産初のメタルポジションカセットテープの開発に成功し、1979年5月10日に発売とした為に慣例をねじ曲げ1979年5月10日発売とSONYのメタルテープ発売日にぶつけるという異例の対応をしたと逸話が残っており、『国産初のメタルポジションカセットテープ』の称号が欲しいからでは?と憶測されてます。MA-Rは最終的に『MA-XG』にモデルチェンジをされますが亜鉛ダイキャストは採用されず、樹脂製ダイキャストになります。コスト削減等、色々な事情があったのでしょうが、カセットテープの相場はTDKのこだわりが作り上げた採算度外視のMA-Rの方が圧倒的に高く評価されてます…。
*1982年発売の骨董品のようなカセットテープですが、神様テープを原型に採算度外視の亜鉛ダイキャストの採用により経年変化が少なくMA-Rの実力はカセットテープ末期のメタルポジションテープと同等以上のパフォーマンスを持っており、現在でも高く評価されてます。シュリンク包装に目立つ破れや切れはございません。出来る限りの状態を撮影しましたので、お写真を拡大する等、よくご参照頂きました上でノークレーム、ノーリターンお約束出来る方のみ、ご入札宜しくお願い致します。