陶器製 金彩色 手びねり成形 外寸幅14×11cm 高さ5.8cm 内寸約12cm×約9cm 深さ約cm フタ内側凹み約1.3cmm 陶器の箱です。 陶土の塊をくり抜き、蓋にはカモメを浮き彫りにし、周りに葉模様を黒土で埋め込む象嵌彫りを施しました。蓋は模様を合わせると、丸い突起が4箇所くぼみにはまるようになっています。（きっちりとした密閉ではありません） 少しずつ彫りを深くした蓋の外側と内側にも4色のガラスの細粒を溶かし込みました。渚のイメージです。本焼き後カモメの瞳と蓋のガラスの周りに細く金彩を施し低温で焼き付けました。角度によって穏やかに光ります。 焼成し溶けるうちに微妙に対流するので冷えて固まるまでニュアンスが分からないのが難しく、また面白い所でもあります。ガラス内部に細かな貫入模様が入っていますが表面はなめらかです。 裏面には鳥たちの足跡が。小さな世界に思いを馳せながら手をかけて作りました。何か入れても入れなくても、なんとなくそこにあるだけでお楽しみ頂ける陶小箱です。