管理番号 | 新品 :61916634 | 発売日 | 2024/07/10 | 定価 | 51,000円 | 型番 | 61916634 | ||
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直径51cm高さ37cm
ニュー、ポツ、窯キズなどはありません。
大変古い焼き物ですので使用感などはあります。
瀬戸焼としては灰釉に次ぐ伝統を有する釉薬として13世紀より使われ初めたのが鉄釉とされています。
しかし、文化元年より加藤民吉を磁祖とする呉須を以て絵付を施した新製焼(瀬戸染付焼)の植木鉢、盆栽鉢には全くと言ってよい程、鉄釉の作品は残されていません。
その歴史を踏まえた上でこの作品を鑑賞すると、ただの瀬戸焼の鉢ではなく、大変珍しい作品である事が分かるかと思います。
外縁丸と猫三足と王道の型に、ふんだんに掛けられた鉄釉の釉は丸窯の中で窯変が起こり、桜花、扇、猪目の吉祥紋様を窓枠として残つつ、その中に渡し舟、蘭菊、老松、波富士、竹雀、老梅を描いた縁起六図は豪快にして繊細な筆致です。そして何より、底面を観れば当時の陶印と、七十二才作の刻印が刻まれており、当時老翁が骨身を削り作陶された事が伺い知れます。